洋書今昔。






今日現在の今、洋書が日本の書店でどういうふうに扱われているか知らないけど、二十年近くまえ、洋書を買うのはたいへんだった。

駅前の書店にはもちろんかげも形もなく、電車に乗って私鉄国鉄(!)が乗り入れる主要駅に行かないと、洋書なんて目にすることもできなかった。それでも、都内に行かなければ、どんな大きな書店でも、洋書のスペースははじっこの三畳ほどだった。
いつかは読んでみたい、
と思うものの、めんどうくさい注文や両替計算、信じられないほどの送料、おまけに船便で何ヶ月も待たされると思うと、
やはり洋書は、頭のいい人が読むもの。
と、値段以上に手が届かない憧れだった。

たしか、時々、学校に洋書の絵本を売りにくる業者が出入りしていた。絵本の英語でさえ、いやになるほどわからなかった。それでも、子供向けに書かれたのどかな挿絵の脇の、数行の英文は、わたしを、まったくの別世界にあっという間に引きずり込んだものだ。

日本でもアマゾンが有名になってから、洋書を手に入れるのがちょっと身近になった。サーチボックスに半角英数で本の名前を打ち込んであらわれる洋書の表紙と、すでに円換算された値段は、
いつかは読むぞ
の気合を、いやがうえにも煽り立てた。

いつか、いつか、と思ううち、アメリカに引越しすることになって、本屋に行けば「洋書」の立ち読みも可能になった。

アメリカでは、書籍のデジタル化もどんどん進んでいて、印刷された本を売るアマゾンドットコムの本の形態で、ハードカバーとペーパーバックに並んでデジタルダウンロードもすでに登場した。日本では、まだ、紙の本とダウンロードでは、販売経路が違うようだが、それも、時間の問題だろう。

どこに住んでいるか、何語を話すかは、もうすでに問題ではない世界なのだ。

ブラボー。
posted by んでる at 05:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/13791907
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。